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珍道中 [台灣趴趴走(南台湾)]

台南へ行ってきました
旅程は悲喜こもごも・・・というのか まさに 『 珍道中 』 というのがピッタリ
疲れたけど ( 精神的にか? ) ネタには事欠かくことなく
いろんな意味で 収穫の多い旅となりました ( 笑 )

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八田與一ってご存知ですか?
私は台湾に来て初めて 台湾人に教えてもらいました
その時は日本人なのに 彼を知らないなんてダメだって言われました
当時の宿舎などが整備され 八田與一記念館がオープンしたと聞いていたので
ずっと行ってみたいなあと思ってて やっと行く機会に恵まれたのです

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八田路の道路標識 読み方も日本語読みで 「 Hatta 」でした


台湾には道教の廟がたくさん至る所にありますが
その中でも 日本人が神様として祭られている廟が二つだけあります
一人は警察官 もう一人は海軍の飛行士 

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杉浦軍曹の飛虎将軍廟 日本と台湾の国旗が掲げられてました

どちらも植民地時代の方です
軍曹のゼロ戦は米軍機の弾を受け 民家の密集する部落に急降下する中
パラシュートで脱出すれば 命は助かったものを
機首を上げて上昇すると 民家のない地域にに向かって行ったのだそうです
その飛行機は空中爆発し 結局杉浦軍曹は助かりませんでした


その後 地元の有志の方たちが感謝の念を表すために 廟を建て 
神様としてその方を祀り 今でもタバコを点火し 君が代と軍歌を流しています

DSC03575.JPG

警官の方も地元住民を搾取する上官に物申し 免職になったのですが
地元の人の生活を守ってくれた ということで感謝され 祀られているのだそうです


台湾では 植民地時代の建物が破壊されずに残され 
しかも今でも重要な建物として 使われている所が多いです
日本人の知らない日本が 
目に見えるものも見えないものも たくさん残っています
戦争や植民地経営 それは絶対に認めてはいけないことと思います
ただ日本の技師だから 先生だから 警官だから 軍人だから ではなく
立場を笠に着ず 人として人に接してきた方が当時もいたのだと思わされました


袖触れ合うも他生の縁って言いますが 
今回 道中お会いした方々は いろんな意味で忘れ難い方ばかり・・・
その中の方が かなりのご高齢なのに大腸ガンの手術をなさったと知り
早く元気になってほしいと 祈る毎日です


コメント(2) 

コメント 2

れいりん

本当に珍道中だったようで。
でも、楽しそうだったのでよかった。

それにしてもこんなに大事に祀ってくれてありがたいと
思う。日本は、古い建物はどんどん壊していってしまった
から、本当に残念に思う。
だから、どこか台湾は懐かしさがあるんだろうね。

そして君も、小さなものでいいから何か残してこれたらいいね。
by れいりん (2011-11-30 20:09) 

のんたん

れいりん様
いやー、ネタには事欠かない旅でした。終わってみれば
楽しかったけど、笑えるうちが花よね~~^^;
台湾はね、植民地時代のものも憎しみを持って壊さずに使って
くれてるものが多いです。もちろん壊されたものもたくさん
あるのだけど、それは外から来た人たちが利用するためにも
壊さなかったのかもしれないし、本当に歴史は難しい。
でもそういうのを今でも価値のあるものとして残してくれて
いるのは、日本人としては確かに懐かしさのあることですね。
そして私も残してるみたいよ。この間の教会とかさ!(笑)

by のんたん (2011-12-01 18:25) 

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