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台風13号辛樂克と中秋節【墾丁辺りをうろうろ】 [台灣趴趴走(南台湾)]

お先に来ました 台風
またしても 週末狙いだったようです
金曜夜から土曜日と 『 停班停課 』 で 台風休みになりました
この日曜日は中秋節でしたが もちろん月は見れませんでしたし
中秋節恒例のBBQも この悪天候と不景気と
『 節能減碳 』 運動の影響なのか
それほど 町や河川敷が煙でけむけむ・・・ ってな様子は見られませんでした
逆に風も強く雨が降りこむ中 BBQをしてる人も勿論いて おもしろかったけどネ


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『 節能減碳 』 ってのはですね
地球観光保護のために 省エネと二酸化炭素の減少を心がけましょう・・・
というようなことのようです


この台風 台湾東北部をなめるように北上した後 いま日本に向かってますね
台湾での被害は大きかったようですが 日本への影響はどうなのでしょうか
私は台風を避けるように この週末は台湾南部に行ってました 
墾丁に泊って 美しい海と満天の星空と 日の出を見て満喫・・・
の予定が 台風のせいでキャンセル

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打ち上げられたばかりの珊瑚 まだ軟らかかった( ので気持ち悪くて触れなかった ) 


それどころか 台風の日 台北から新幹線が出ただけマシと言えたかも
そんなこんなで高雄を拠点に 日帰りで墾丁へ遊びに行ってまいりました


高雄の街を散歩して 念願の焼肉飯を食べてご満悦 ( 台北で見ないもん!!)

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35元(120円くらい?) 高雄の最初の家の横の店で

高雄一の高さのビル ( 85階 ) から 夜景を存分に眺めた ( でも泊ったのは30階 )
やーっぱり高雄はいいなあ・・・ 

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なんか気持ちがゆったりするのです 
そして墾丁はいつ行っても 気分がスカーッとするんですね
台風の影響で キャンセルもたくさん出たのでしょう 
海は台風の海で 天気もあいにくの曇り空で 帰りは雨に降られたのだけど
夏の休日に あんなに人の少ない墾丁の通りは なんだか得した気分でした

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行くたびに 店が変わってたり 新しい建物ができてたり 道が広くなってたり
小汚かった店が なんだか小ぎれいに変身してたりと
今はどんどんどんどん変わっていく高雄の街

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高雄巨蛋 ( 高雄アリーナ )はまだ建設中

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漢神巨蛋( 漢神デパートの高雄アリーナ店?) まだオープンしてないブランドもあり


南の田舎の大らかな都市という感じで ( いい意味で ) やっぱり好きだなあ
そうそう
私が住んでた頃は 家の前の大道路を掘って工事中だった地下鉄も
この週末に開通して これで高雄の地下鉄は2線とも開通したのでした

IMGP5772.JPG 紅線と橘線の交差する美麗島駅

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中正路と中山路の交差点に位置する 美麗島駅

IMGP5703.JPG トークン 初乗り20元

IMGP5706.JPG 大体は地下を通る

IMGP5708.JPG 確か車体はドイツ製


新しい線は 1週間無料試乗とかで とても込んでました


テレビのない二日間で 台北に帰ってきて初めて
山間部で道路が切断されたり 建物が倒壊したり・・・ というニュースを知りました
台風が来ると必ず 山間部に大きな被害があり 今回も例外ではありません
それでも私は いい休日を過ごしてしまいました
台湾の観光資源は 地震や台風でことごとく壊され 
その修復に 莫大な時間と費用がかかり 農作物への影響も大きいです 
山間部や農民の生活が これ以上大変なことになりませんように 


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清明節の台湾南部行④關山の夕陽と春の浪 [台灣趴趴走(南台湾)]

二日とも 結局關山にやってきて 台湾海峡に沈む夕陽を眺めた

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連休はスコーンと突き抜けるような 気持ちのいい青空が広がってたのだけど
水平線には水蒸気というのか 霞がかかって 夕陽が落ちるとこまでは見れず

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ここは夕陽鑑賞の抜群の名所だろう
台湾に来たばかりの頃 連れてきてもらったことがある
もう一度来るとは あの時は思わなかったなあ

IMGP4850.JPG 靈龜飛天石

IMGP4851.JPG 微妙な所に立ってます

この辺は 珊瑚礁が隆起してきた一帯なので こういう地形になっとるのだとか



關山蓮荘は宿泊施設もあって 入場料?で100元取られるけど 
その100元は施設内の買い物や食事に使えるし その分人も少ない

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かわいい獅子がお出迎え 文字とかデザインとか なんかかわいい


日が落ちると 人はサーっと消えてしまい とたんに閑静な場所になる
思わず言葉少なに 小さな声で語ってしまいそうな雰囲気だった

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太陽が完全に沈んでから 街の光の少ない真っ暗な海岸線を眺めたり
ごっそり落っこちてきそうな星空を眺めたりしながら 
夜風に吹かれて のんびりとお茶するのも気持ちよさそう


春浪は二日間の通し券を買っていたのだけど

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一日目もひどかったけど 二日目はあまりの渋滞で車が入ることも出ることもできず
出演者の順番が変わってたり 一緒に行った友達が風邪引いて具合が悪くなったり
自分達とは20歳くらい離れてそうな若者達を見てて おばさんたちは退散しようと
見たかった五月天は見ずに そこから約1時間かけて友達のうちに帰った
一日目に蘇打緑と張震嶽を見たからいいの・・・ と心静かに納得させて


それにしても 大概の事には慣れて 腹も立たなくなったと思っていたけれど
この日の違法 ( 無法?) 駐車ぶりには ほんっとうに頭にきた
市中心地から会場まで シャトルバスを出すのはいいんだけど 
大型観光バスなもんだから 違法駐車でさらに狭くなった道を通り抜けられない
さらに渋滞を悪化させてるし ちょっと管理者どうにかしてよ!と思った
しかしまあ もう2度と行かないし 関係ないか・・・


そういうのを除けば 別にクスリで頭がおかしくなってる若者がいるわけではなし
海風に拭かれながら 草地で座って見たり 前のほうに出てって体を揺らしてたり
思い思いに音楽を楽しんでる風で のんびりと楽しかったなあーー

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清明節の連休は 帰国前にいい休日となりました

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清明節の台湾南部行③墾丁~台湾の最南端 [台灣趴趴走(南台湾)]

3月の総統選挙の結果を受け 5月20日には新しい総統が誕生しました
んでもって 28日0時をもって ガソリンの値上げです
昨日は本当に0時直前まで 家の下の加油站 ( ガソリンスタンド ) は大賑わい
車と原付バイクの長蛇の列が 信号の向こうまでも続いてました
警官 ( “義交 ( ボランティアに属する交通整理 )” かな?) さん ご苦労様です
夜の11時ごろ帰宅したんだけど 
道路の左は大渋滞 道路の右は舗装工事中
車が動かず やっとこさ 家の前のバス停までたどりついたのでした
そろそろ端午節で粽の季節ですが
粽には欠かせない豚肉も値上げが激しいそうで 今年の粽は高いぞ とのこと
どこもかしこも なんでもかんでも 値上げ値上げ・・・
上がらないのは給料だけ・・・っていうCMが 一時期台湾でありました


佳樂水から海岸線沿いを南下していくと 海岸線はどんどん丘を登っていく 
その高く大きな丘陵から 太平洋を見下ろすポイントがたくさんあります

IMGP4942.JPG こちらは太平洋

風吹砂もその一つで 名前のとおり 時季によっては吹き上げられた砂が
道路にうずもったりするくらい 風が強いのだけど この日はただ太陽が痛かった・・・
私たちはどうやら 一つ奥のポイントに行ってしまったのだけど ( 名前は失念 )

IMGP4943.JPG 東の海岸線

でもまあ 眺めは大体同じでしょう?!


それからインターネットで調べてた 青年活動中心だとかなんとかは
軍事施設になってて 車でゲートまで行くと 有刺鉄線が張り巡らされてて
銃を持った兵隊のお兄ちゃんたちが動き出し こちらはあたふたと逃げ出した
感じのいいレストラン風と聞いとったのに そうとう古い情報やったんやろか・・・


さらに南下
台湾最南端に向かいます
鵝鑾鼻が最南端とよく言うけれど 
厳密には公園の入り口の手前で左の小道にそれ ずっと奥まった所に
最南端らしいモニュメント?があるらしい

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こんなところを500mくらい行くと ちょっと開けてきます

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こちらはバシー海峡
 
まあそれだけなんだけど!

IMGP4950.JPG ワンちゃんは 手前でお留守番

この連休は 墾丁でいろんあ野外フェス ( 春浪、春吶など ) があったためか 
傍のキャンプ場には 大小いろんなテントが 所狭しと並んで?いました


このころちょうど3時前
遅い朝食だったので そろそろお腹がすいてきた
実はこの連休の墾丁行きの目的は 私らも野外フェス ( 春浪 ) に参加すること
会場の猫鼻頭へ向かう途中 墾丁の中心部で食事をしようとするも
大大大大渋滞・・・・
あまりの渋滞に ただ車の中で悶々と空腹と闘い 渋滞をやっと抜けると
もうそのまま関山 ( 台湾海峡へ沈む夕陽が一望できる ) へ向かい 
そこで空腹にくらくらしながら 待ちに待った夕食をとりました

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沈みゆく夕陽を眺めながらのお鍋は なかなかオツなものでした~~
( 暑くないのか?! )

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清明節の台湾南部行②佳樂水~波打ち際の奇岩 [台灣趴趴走(南台湾)]

清明節のあと 1ヶ月ほど日本へ帰って 1キロ太りました
台湾へ戻って なぜかまた1キロ太りました
約3週間で その2キロを いろんな気力で チャラにしました 
それが今週の月曜のことです 
ホッとしたのもつかの間 
今週はありがたいことに いろいろご馳走を食べる機会が多く
なかでも 昨日は極め付けでした・・・・
昼からすきやき 
夜は タイ ・ 雲南 ・ ミャンマー料理の食べ放題
本日は麻辣火鍋、もちろん食べ放題・・・
終わってます こわいです
さっき湯船に浸かって ばりばり汗を出してきたとですけど 
おなかがキューピー人形のように ポッコリ出とるんです
今とってもかわいいです わたしのおなか 
でも胃が重たくて もう体重計に乗って現実直視は難しいです


おなかに血が回っちゃってるし もう2ヶ月前だし 
記憶は薄れかけとるんですが
がんばって記録しておきます 南部旅行のこと


恆春出火をさらに東へ行きます
途中 きれいに手入れされた寺院があり コスモス畑もきれいだし
道々に咲く南国の花もきれいだし 山の緑も鮮やかで ばり気分がいいです 

IMGP4919.JPG 橋の前の花

そうこうすると 茶山吊端というところに出ました

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ただの小さい吊橋ですが この日は連休ということもあり 無料で渡れるとのこと
往復するのはあっという間だけど 橋の途中からは川が行き着く太平洋が見渡せます

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ここは太平洋に出て行く河口の橋で カヌーなんかもできるようです

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川 ( 海?) へ飛び込んだかと思うと またすぐに岸へ這い上がってきて

IMGP4913.JPG  かゆいらしい
IMGP4914.JPG  匍匐前進中
IMGP4915.JPG  無我夢中で前進中 


佳樂水風景区というのは 波で浸食された奇岩が並び
カエル岩~とか ライオン岩~とか 観音様岩~とか そんなのがいっぱいある
北部でも 野柳というところが有名だけど あちらは岩の周りを歩いて見るのに対し
こっちは 海岸線沿いを遊覧車に乗って テープの説明を聞きながら
ふ~ん ああ似てるねえ おおお~~ なんて言いながら 風に吹かれるわけです

IMGP4930.JPG 何に見える?

私はこういうところは ちょびっと苦手で 
濃いブルーで 時に激しく白い波しぶきを上げる海を見てるだけで 満足なんだけど
友達が いろいろ指差しながら 日本語で説明してくれるもんだから
車中の注目を浴びて いちいち写真を撮って 激しく感心したりしてたわけです
なんで ちょっと疲れちゃいましたね
海は黙って 風に吹かれながら じーっと自分のペースで見てるのが好きです


その後は 台湾南部の島のおしりのほうを 東から西へぐるっとなぞりながら
南下&北上していきました 
ということで 続きはまたこんど
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清明節の台湾南部行①恆春出火~天然ガスの湧き出る地 [台灣趴趴走(南台湾)]

日本ではGWも終わり 今頃はいつもの生活に戻ってますね
台湾では全くもって関係ない上に もともと祝日自体が少ないっちゃけど
一時帰国前の4月4日 ( 金 ) は 清明節 で全国的にお休みでした
日本のお盆のように お墓参りの習慣のある清明節は3連休になり
お墓参りに帰る友達に便乗して 墾丁へ遊びに行ってきました


その週末の3日は 全国的にいいお天気だったようですが
高雄をさらに1時間ほど南下した恒春や墾丁は いい天気つーか既に夏やった

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墾丁は海がきれいで ビーチリゾートとして人気のあるところ
暑いとはいえ 照りつける太陽と青空と まだやっぱり涼しくて心地よい風に吹かれ
海を見たり 木々の中を散歩したり ぼーっとしたりして
それまで体の中にたまってた湿気も きれいに干されて出てったような気がします


この3日間 深夜0時から6時までは高速道路の通行料が無料となり
私たちも11時半に出発したとやけど 乗って1時間もせんうちに大渋滞にはまり
本来なら夜明け前に友人の実家に着き 一寝入りするはずが
3時間以上のロスで 高く上りつつある太陽を眺めながらの休憩


実家でお墓参りしたり 家の仕事を手伝わなくてはいけない友達 
3時間ほど寝た後は 彼女のことは あっさり見捨てて家に置き去り
残りの私らは 『 恒春・墾丁を見尽くし遊び尽くそう! 』 計画を 冷酷にも実行


まずは 恒春出火
車城から四重渓を抜け 台湾東部の海岸へ出る時は 必ず通る場所で
高雄に住んでた頃 私も何度も通り過ぎたことがあるっちゃけど 
みんなの 「 火が小さくて しょーもないから 」 との一言で 一度も降りたことがない
天然ガスが地中から湧き出し それが一年中消えることなく燃え続けてるらしい
聞いてた話では 中に入れないように柵があって 周りでポップコーンとか作れるとか

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確かにポップコーンやサツマイモ、卵売りのおじさんがおって 自分で作れるけど
柵なんて全然ない 火も小さいというより 少ない!
せっかくだから キャラメル味のポップコーンを買って 火にかざして揺すって作った

IMGP4895.JPG ←失敗するとこうなる

お客さんどうし 連帯感というのか 
お互いの失敗を笑ったり 褒めあったり すごく楽しく作って食べて帰った

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↑ お兄ちゃん 最初に袋を破ったもんやけん 出来上がったポップコーンは全部外に出てった


そんだけだった
けど6年目にして初めて足を踏み入れて なんだか達成感があったわあ

IMGP4898.JPG 最後にポーズだけ


確かにしょーもないっちゃ しょーもなかったっちゃけど
恒春の名誉のために言うと 冬の夜は なかなかロマンチックなんだって!

fume_fire-01[1].jpg 恆春鎮公所サイトより

墾丁の冬は バイクも倒れそうなくらいの 「 落山風 」 が有名
台湾東部から駆け上り 中央山脈から吹き降りてきた強風のこと

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この 「 落山風 」 に踊る火は 「 火舞 」 といって その様子は神秘的なんだとか
カップルにお勧め!とか書いてあったけど なんか寒そうやんねー!



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水上草原、揺れる大地に沈む【屏東・牡丹郷東源村之旅】 [台灣趴趴走(南台湾)]

台湾には原住民と呼ばれる民族が住んでて 政府に11の種族が認定されている
彼らは漢民族が台湾にやってくる ずっと前からここに住む ポリネシア系の民族だそう
その独自の文化や 伝統を守って生活をし ( むろん歴史の波にもまれながら )
オリジナリティを大切にしようとする昨今の潮流の中で 誇りを持って生きている
そして原住民の集落の多くは 人里離れた山の中など 台湾の奥地に位置し 
交通の便がいいとは言えない

 

屏東縣 牡丹鄉 東源村もその一つ
高雄から墾丁へ向かって南下し 手前の車城で今度は東へと向かう
この道をまっすぐ 東海岸へ抜けると 墾丁の海よりもっと美しいと 個人的に思う旭海へ
海岸に出る手前で 東部へまた上がっていくと 排湾 ( パイワン ) 族の集落 東源村へ

 ヨソ者に興味津々!

でも恥ずかしがって(特に子供) 最初は周りでキャッキャと言うだけで 傍に来てくれなかった^^

 注射器片手に・・・水やりの最中

原住民の子供達は 屈託がなくて 無邪気で 明るくて 素朴でかわいい

 


車がなければ 到底たどり着けないような集落で だからこそ ? 自然も手付かずで残っている
生活は少々不便だろうけど 見渡す限りが自然で ゆっくり深呼吸がしたくなる
原住民の装飾は独特の芸術観があり その風景の中に色濃く根付いていて 私は好きだ

 手彫りのイス

 生の花や草や実で

 

 

原住民の牧師さんが ( 原住民の方は 抑圧された歴史に関係して キリスト教信者が多い )
そこで民宿を開いていて 泊まらなくても東源村の散策と 原住民料理を楽しめる

 凡伊斯山野菜館

 


この日は牧師の息子さん サウルーが案内してくれた

 サウルー もちろん手作りの鞘

 百歩蛇かな

 針金で両端をかけてある

百歩蛇はパイワン族にとって大切な象徴で 伝説も多く 日常用品でも装飾が多い



散策のメインイベント?は 東源の湿地 ( 水上草原 ) 横断
湿地に入れば ズブズブ ・・・ と水が染み出し 足がみるみる沈んでいくので 
すばやく次の歩を 踏み出さなくちゃいけない

 手をつないで歩きましょう

 

でも不思議なことに 湿地のど真ん中で 大の字になって寝ることができる地点がある
後ろにドーンと倒れてごらん! と サウルーがまず見本
『 わあー!気持ちいいなー! 』 と サウルーはご機嫌だ

 サウルーは楽しい!

さあ 最後は私の番
ドォォォォン!!ぶわんぶわんぶわん・・・
大地が大きく揺れ 他の人にまで衝撃が伝わって 草原に寝っころがったまま大笑い
まー なんて気持ちのいい景色なんでしょう!
こうやって寝っころがると 草の中から空が見えて とっても気持ちがいいんだよ 
と サウルーは言ってた

ウォーターベッドのような 柔らかい大地に包まれて 遮るもののない大きな空を見ると
確かに 心が解放されるような そんな安心感がある
のんびりと水牛が草を食み 白鷺が飛び 草も背高く茂った 緑の濃い湿地で
見た目はどうということのない草原なのだけど この下は水なのだ!

 同じ道歩かないと 沈むよ!

と冗談の脅しに 最初は本当にびくびくして 本当にサウルーの足跡を追った私達

 

案内人なしに入るのは危険で この場所はサウルーや 現地の人だからこそ分かる場所

 サウルー、リラックス


サウルーから少し離れたところでは やっぱりこんな風に水が染み出してしまう^^;

 しまった! でもなんだか嬉しそう


古くからの伝説では このような湿地はパイワン族の 『 聖地 』 とされ
開墾したり 破壊したり 手を入れることをしてはならない と言われていたのだそう

 山の手前が 水上草原

 

そして 『 聖地 』 は邪悪や不浄のものが集まる地と忌み嫌われ 近寄らなかったのだとか
今でもここに入るには ある儀式を行ってから入る という言い方もあるようなのだけれど
サウルー曰く 今ではほとんどがキリスト教に帰依しているから
そんな ” 迷信 ” は 今では信じる人も少ないとのことだった

 

水上草原散策の後は  哭泣湖に面するの別館へ 

建築を学んだというサウルーの手作り 石を貼り付ける装飾は 原住民に独特の装飾

 

哭泣湖 哭泣 ( クーチー ) というのは パイワン語で 『 水流の集まるところ(つまり湖) 』
でも観光のために あとで編み出された話なのか 音と話に共通点があったのか
その昔 パイワン族のある頭目が 部族のために 今よりもっと広くいい環境の地をと
山谷を歩き回って 何日も探し回っていたときに
この村にたどり着き 湖を見て 幽玄な美しさに感動のあまり涙をこぼした・・・
とか 周囲の反対を受けた恋人が嘆いて 涙ながらに身を投げたとか 
まあ どれもロマンがあるというか いろんな言い方があるそうな 

 確かに伝説を作りたくなる

 

昼過ぎにゆっくり出発して 午後は東源村を散策し 
夕食に原住民の風味溢れる おいしい料理に舌鼓を打って 高雄に戻りました
ここの百葉豆腐 ( 柔らかくしっとりした高野豆腐のような感じ?) は 絶品だったんだ
また食べたい・・・ ああ 思い出したら 食べたくなってきたなぁ・・・


( 2006年2月11日 ) 


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連休は高雄へ③【屏東夜市】 [台灣趴趴走(南台湾)]

一日目の夜 車で屏東夜市へ

 雨で人が少なかった

 

高雄市内から屏東中心地までは 高屏渓にかかる大橋を渡って 大体3、40分かな

『 夜市 』 とはいえ 朝から開いてて 有名な老店 ( 古くからやってる → おいしい ) も多い

屏東駅からも すぐ来れるのだけど 車でしか行ったことがない

伝統的な 昔ながらの庶民的な夜市で その味が懐かしくなって食べに行くっていう

高雄人の話も 聞いたことがあります

友人Jは家の近くで 「 ご飯を食べに 」 「 小腹が空いたら 」 としょっちゅう利用してるわけです

 

この日 みんなで食べたもの

台南名物で 南部ではよくある善魚意麵 田ウナギとたまねぎなどの野菜と炒めた麺

 油で揚げてまた戻した麺?

田ウナギのぶりっとした歯ごたえよし これ ほんとに台北来てから食べてません

一般的にはとろみのある甘酢餡がかかってますが 私はこんな 「 乾炒 」 が好きです

 

 これは彰化肉圓だった

肉圓 彰化のは低温の油で揚げたもの 南部のは一般的に蒸した小ぶりのもの 

 

香菇肉[火康] その名のとおり しいたけとお肉の入ったとろみスープ 黒酢をかけて

 普通においしいです

 

粉腸 は豚肉の詰め物?? タケノコのサラダ 豚のしっぽ はコラーゲンたっぷり うっ・・・

[魚土]魠魚[火康] トゥートゥオーユーゲン と発音?白身魚のフライの入ったとろみスープ 

台湾に来て 一番最初にハマった小吃 大好きだけど お腹いっぱいで・・・

 

最後は80年続くという老店の 檸檬愛玉冰

 客がひっきりなし

愛玉という植物の種から作った透明なゼリーに 甘いシロップとレモンをひと絞り

 つるるんと入ります

ニセモノの愛玉ゼリーもあるといいますが ここのは味も愛玉も ほんとにおいしかった

 

よく食べる私も この時はおなかがいっぱいで 歩くのがきついほど

でも 「ここのはホントに美味しいから!」と言ってた 羊肉炒飯が食べれなくて残念・・・

次回はこれと 萬丹のカレー味羊肉爐etc   羊(ヤギ肉)攻めの一日もいいかも。。。

食欲の秋 「 食いしん坊万歳 」 なのです

・・・・ まだまだ暑いですけど 

 


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連休は高雄へ②【旗津で海鮮料理】 [台灣趴趴走(南台湾)]

『 港都 』 高雄 やっぱり海抜きでは語れんでしょう

 

ということで 旗津へ行ってきました
高雄市街に沿って延びているような 長くて大きな砂州が旗津半島
高雄の西側から対岸までは 約10分のフェリーの旅
旗津の人の足で 便は多いし 安いし ( 10元40円弱 旗津人は無料 )  とっても便利

小型でぼろっちい^^; 個人海上タクシーもあって こっちもおもしろかったりする

 同じく10元

時は中秋節 回転は早いとはいえ 長蛇の列のフェリーでなく その船に乗った

 

 旗津渡船場

 

旗津へ渡ると 眼の前に海岸へ続 大?通りがあり 
天后宮を過ぎると あとは海鮮レストランが 海岸までずらっと軒を並べてます 

霊験あらたかだそうで ここのお守りをいただいたら 絶対になくしてはいけないんだとか

 

 いつもはせいぜい 旗津名物のイカ焼きぐらいっちゃけど 今回はちと奮発してレストランへ

 自分で魚を選んで食べれる

以前はこの海鮮レストランも 少々高かったのだとか ( とはいえ知れてるらしいが )
同じく高雄と旗津を結ぶ 海底トンネルを出たところに 『 萬三 』 というレストランができて
なんでも100元で スタイルもおもしろくて 人気爆発で客足が全部流れたそうな
そんでこの辺のレストランも 軒並み値下げしたんだとか 
ありがたいことです

★ 銀魚は揚げて食べるのがいちばん! んで海瓜子と台湾バジルの炒め物も絶妙の組合せ

★ 山蘇の炒め物 と 花枝丸 イカがぶりぶりしとるイカ団子 この胡椒粉もいい感じ

 ★ 皮がゴムのようやった 清蒸は失敗?


 

お腹いっぱいになったところで 海岸まで散歩に

お世辞にもきれいな海とは言いがたいとですけど 皆さん 楽しんでおられます

 


私が波打ち際で写真を撮ってる間 友人は日本人に英語で写真を頼まれたんだとか
この友人 日本留学経験があり 日本語ばりばり上手な 『 又熱情又好客 』 の台湾人
前日の夜 高雄入りし その日の夕方高雄を出て 翌日早朝日本へ帰るというこの若者を
出発まで 高雄案内に連れてってあげることに 
あっという間に 話をまとめとったとです
若者よ~!君はまったくよい人に声をかけたもんやねえ!!

 

昼ご飯が実はまだやったという若者
台湾に来て3日 ゴハン系を食べてないっつーので ドライブがてら 『 焼肉飯 』 を食べに
生姜焼き風の豚肉を 塩もみきゅうりといっしょに 白ゴハンにのせた 『 焼肉飯 』
高雄で住んだ最初の家の傍に 『焼肉飯』の店があって しょっちゅう指差しで注文しとった
そういえば 台北に来てから 見とらんのですけど どこにあるとですかね

 なんと 私の大学の後輩なのでした びっくり

若者 このシンプルな 『 焼肉飯 』 を いたくお気に召した様子で 
サツマイモの葉やアサリのスープとともに 後から何度も何度も おいしかった~・・・
というので 私もいたく同意したのであります

 

やっぱり3時ごろから降りだした雨は ときおり台風か?という豪雨に
それでも蓮池潭や歴史博物館 愛河 文化中心と とりあえず証拠写真を撮りに
そして最後は 光華夜市の木瓜牛奶 ( パパイヤミルク )!

 手前のピンクはスイカミルク


ガイドブックなんかでは 高雄牛○大王が紹介されとるんやけど 
絶対にこっちのが美味しいと思うっちゃんねー 
最初の家の目の前にあって ( マンション降りたら 即夜市 ) 懐かしくもありました 

 

駅に荷物を預けてるという若者を 高雄駅まで送り届け
彼が大きなリュックを担いで バス停まで行ってるのを 車中見かけました
気をつけて帰れよ~~と おばさんは心からエールを送ったのであります
高雄 楽しんでくれてたら嬉しいな~ 
って 私はいっしょに車に乗っとっただけなんやけどね
Lさん Tさん ありがとね

 


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連休は高雄へ①【西子湾・英國領事館と忠烈祠】 [台灣趴趴走(南台湾)]

日本でも この間の週末は3連休だったんですよね
こちらも9月25日の火曜日は 中秋節でお休みでした 
間の月曜日は 『 弾性休暇 』 ということで休み 週末から4連休となりました
( でも代わりに29日の土曜日は通常出勤、通常授業です。。。 )

 

私の連休は高雄です
でも出発の前夜 久方ぶりにめちゃくちゃ飲みまして 見事につぶれました
日本人一人で がんばったんですけど 
相手が多すぎました 60人くらいいました 多勢に無勢でした
『 中秋節は焼肉 』 が鉄則 ? の台湾 夜の焼肉には酒も付き物でした

 


台湾って 日本のようにふだんの食事の時には飲まないけど 
飲む時はとことん飲むらしいです 学生時代の地獄コンパのようにきつかったです
翌朝9時発の新幹線 必死の思いで駅まで行きました タクシーで
高雄までは1時間半 こんなに 『 新幹線でよかった・・・ 』 と思ったことはありません 
あの状態で バスや電車で4時間以上揺られたら 完全にあの世に召されてました

 

新幹線で睡眠中も 酒の芳香をまき散らしてたそうですが 
おかげで高雄到着時には どうにか生き返りました 
私の肝臓ありがとう!
迎えに来てくれた友達にも久しぶり無事に会えて 嬉しさも倍増なのです

 

左營駅からそのまま 虎と龍の塔で有名な蓮子潭の春秋閣へ行こうとするも
道を間違え 高雄市中心部へ入ってしまい そのまま西子湾まで直行することに
天気もいいし 海を見ながらお茶するには ( 少々汗ばむけど ) もってこいなのです

 

西子湾に面して建つ中山大学
文学院のある山の上には 高雄を去ってから初めて行ったかも
もともとは軍事基地のあった西子湾 今でも詰め所みたいのが残ってるんだけど
文学院を奥に行くと 海にせり出したところに いくつかレストランや喫茶店がある
でも私たちの時間は早すぎて開店しておらず 結局正門まで戻り 英国領事館へ

 向こうに見えるは旗津の岸

汗も落ち着いたら 山を駆け上ってくる風が なかなか気持ちいいところなんですよ

 

私が来た頃は レンガ造りの領事館が残っているだけだったのだけれど
喫茶店に改造され 高雄港と台湾海峡が見下ろせる立地に 大人気の観光スポットに
なんだかんだ言って 毎度行ってしまうところです

 横には廟が 英国&中華ミックスで

 

高雄は最近ずっと 午前中は気持ちのいい青空 
午後になると雲行きが怪しくなり 3時頃からどしゃ降りになるのだそう
この日も雲が出てきたと思うと ぽつぽつと降り出しました
すべてを出し切って 弱ってた私の胃も 
さすがにこの頃には回復して きゅるる~と鳴りはじめました 
そこで麺がシコシコしてて美味しかったと 友達お勧めのうどん屋さんへ 

 大立伊勢丹裏の小道 楽楽庵

ざるうどん85元(約300円) 麺もおつゆもきりっと冷えてて すっきりいただけました

 

遅い昼食の後は 友達のうちへ
久しぶりのおじさんおばさんと 猫のマオミーにご挨拶
それから五福路のかき氷を食べに行って 高雄の夜景を見に忠烈祠へ

 高雄のシンボル85樓

雨が上がって 空気中のちりも流れ落ちてたのか すごく夜景がクリアに見えました

 右手には高雄港

中華路の端にできたショッピングモール『 夢時代 』 の観覧車 よく見えました


 

8時過ぎに友達Jの地元 ・ 屏東夜市へ 夜ご飯を食べに出かけました
写真は次回にまとめて
高雄市内へ戻りついたころには 11時半をまわってました
やっぱり懐かしい高雄 初日から飛ばした中秋假期なのでした

 


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颱風草で台風を占う【台南縣新化】 [台灣趴趴走(南台湾)]

台風がまた日本へ行きましたね
こちらでもニュースで目にするし インターネットなどでも注意してるんだけど
いまいち実感がわかないというか 実際のところどうなのか よく分からない
お仕事などにも影響があった方も 大勢いらっしゃると思いますが
みなさま いかがお過ごしでしょうか

 

こちら台北は 台風の 「 た 」 の字もなく 連日の 「 いい 」 天気
午後に時々雷雨があったりすると ちょっとばかり涼しくなったりします
先日 台南県の新化というところに行って来ました
ここには国立中興大学の実験林があり 近くには人工湖とかキャンプ場とかあって
休みのときなどに けっこうのんびり自然を味わえるところでもあります

 散歩にちょうどいいです

 

知り合いのおじいさんが こちらで一人で暮らしてらっしゃいます
草の刈り込みや 農園の手入れなど 全部一人でされてて まだまだ元気です
いろんな植物があって 説明してもらいながら 農園を歩くだけでも楽しいです
ここから阿里山まで歩いていこう って今でも私なんかよりよっぽど元気です

 橄欖樹( オリープ )

ちょうど今花が満開で 白くて小さい花がはらはら落ちる様子は まさに夏の雪

 

 バナナの花と実 迫力!

 

 木瓜( パパイヤ )

 

 

お家でちょっと休憩してから いっしょに実験林を散歩に行きます
以前はおじいさんの家から まっすぐトコトコ無料でいけたのに
今は入場有料にして どうやら敷地内や散歩道の整備などをしているらしく
その道は門で閉ざされ 鍵までかけられていたのですが
おじいさんは 相変わらず無料には変わらないと 横の隙間から入りました

 「 切符売り場 」 とな

わんこがお留守番 真剣に入場料を取っているのか 定かではありません^^;

 

  

仙桃 ゲンコツ大で 生(果物)なのに 甘い栗やサツマイモのようにホクホク

 

 

「 この草は なんというか知ってる? 」

「 颱風草といって 葉っぱにある折れ目がその年に来る台風の数なんだよ 」


ええー??
じゃ 今年台湾に来る台風は 一つってことですか???
不思議なことに どの葉も どこにある颱風草も すべて一本の折れ目がくっきりと
そして年によって その数は一本だったり 三本だったりと 違うんだそうです
絶対当たる!とは言えないけれど 参考にはなるかもねえ・・・とのこと
今回の台風も日本へ行ったし 本当に一つだけかもしれないなあ と注目なのです

 

 

帰りは一緒に田寮まで出て ヤギ肉料理をいただきました
おじいさんは送ってもらうの面倒だからって 自分で車を運転して・・・ 85歳ですよ!
ここは不思議な地形で有名な 月世界の中にある 少々辺鄙な場所なのだけれど

 不思議な地形の月世界

ヤギ肉料理で有名な高雄縣岡山のヤギ肉は すべてここ田寮産ということだそうです


 麺線と筍炒め物

 生姜ごろごろ羊肉湯

 三杯鶏 

醤油とお酒と生姜と九層塔(台湾バジル?)で 香ばしくて本当においしい・・・

 羊肉白切

ちょっと脂身が多かった・・・ 生姜千切りと豆板醤ソースが抜群に合います

 

生姜いっぱいのヤギ肉スープで 元気もモリモリ出ましたよ
ということで もう8月 
忙しい月だけれど どうにか乗り越えたいと思います


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