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八里バリバリサイクリング [台灣趴趴走(北台湾)]

気がついたら 9月も半分過ぎようとしてますな
今度の日曜14日は 月を愛でるべき中秋節なんですが
台風接近の影響で どうやらまんまるお月さまを望める確率低し
9月に入って めっきり朝晩過ごしやすくなった台北
8月31日は ぎらぎら太陽が照りつけてたと言うに
翌日9月は いきなりの雨と灰色の重たい曇り空
その後もハッキリしない天気だったり 
真っ青な空に白い雲が広がってても スコール風の天気だったり・・・
去年も9月中旬から 暑さがぶり返すことなく 涼しくなっちゃって
そりゃあもうー 気抜けしたとですけど 今年もそんな感じかなー
夏は暑くて嫌だけど 台北のこういう天気もさびしくて嫌だー・・・


最近 ジム通いを再開して 忙しくなりました
更新してませんでしたが 相変わらず元気です
ただ写真の整理と選択がめんどくさくて・・・ 
そろそろ処理せんと どんどん溜まってきそうなんで ぼちぼち再開します


あれは夏の残り香・・・?
っつーくらい 暑くてたまらなかった8月最後の日曜日
淡水の対岸の八里へ サイクリングしに行ってきました
台北市・県は 淡水河などの河川のサイクリングロードを整備してまして
休日は結構なにぎわいなんすよ・・・ 
てか 『 にわかサイクリング者 』 で溢れかえって 機能果たせずって感じ
私もそんな一人になってきたわけです てへ

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にわかサイクリングを楽しむ 御一行様

淡水へはもう何度となく行ってるのだけど 
対岸の八里へは 台湾に6年近くいて これが初めてでした

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八里より 対岸の淡水方面をのぞむ



真昼間にアウトドアは暑すぎると 集合予定時刻は午後2時
しかぁーーーし 
全員がそろったのは 午後3時 1時間待ちました 寝坊したヤツを 
どれもこれも台湾らしいのだけど 逆に太陽が弱まり 涼しくなってよかったよ
なーんて 怒りを隠して微笑みつつ 渡し船に乗りました
でもこの日は風があって 本当に気持ち良くて すぐに機嫌が直っちゃいました


対岸に渡ると自転車を借りて さっそうと!?出発

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十三行博物館へ向かいます
なんでも昔々 13種類の職業がここに成り立ってたので そういう地名なのだとか
汚水処理場の真横にあるのだけど 
もともとは その建築予定地で 土地を起こしてる時に遺跡が発見され
それがそのまま覆いで覆われたようにして 博物館になってるのです

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発掘跡地 ( 発掘風景 ) を中心に 上にあがっていっても見下ろせる



涼しい建物の中で さんざん遊んだ?後 外に出て見ると そろそろ夕焼けの時間
自転車で 川岸のほうへ向かい 日の入りの景色をちょっと楽しみました

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決してきれいな川ではないのですが・・・ 今は台北港を建設中


それにしても狭い川岸に 歩きの人 自転車の人 ベビーカーを押す人etc
この休日の人出の多さは 県・市政府も想像しとらんかったのか
いろんな人が無秩序にごった返してて サイクリングコースでさえ渋滞するんです
船着き場辺りの混雑を 道を広げるとかして どうにかしてほしいよねえ!!
って憤りながら ( 半分お腹がすいてたからかもしれんけど ) 夕ご飯を食べに


八里の名物は 『 孔雀哈 』 という貝で
九層塔と炒めたり 蒸したりして食べるのだそう ( 淡水でも食べられます )

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ごはんがバリバリいけちゃうんですよねえ・・・


牛肉の鉄板焼き エビのから揚げ 苦瓜と塩卵の炒め物 山蘇の炒め物などなど
中華料理はやっぱり 大人数で食べるものですねえ


お腹いっぱいになった後は もう一つの名物 『 雙胞胎 』 を

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片っ端から揚げてきますが どんどん売れちゃいます


『 双子 』 という名の揚げドーナツで 
なんつーのかな ドーナツの生地の真中に切れ目入れて ぐりっとねじ込んで
眼鏡みたいな形にするんですね 
雙胞胎は他でも売ってるけど ここ八里のお店は老舗で有名らしい

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姊妹雙胞胎は30年以上の老舗とか 三姉妹が始めたお店みたいです 袋かわいい


すごい行列で 10個単位で買ってく人が多いけど もちろん1個売りもOK
いくつか種類がある中 私は 雙胞胎と 普通のと 奶酥巻 ( ミルク味?)

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若干シナモンがきいてるような 奶酥巻が一番好きかも


みんなもそれぞれ買ったんだけど アツアツをお互い試し試されしてるうちに
結局 帰りの船を並んで待ってる間に 私の分は食べきってしまいました
絶対アツアツがおいしいと思う~!って言いながら・・・ ああ・・・
素朴な味の雙胞胎は なんか懐かしい味でおいしいです


夜風に吹かれ 真っ暗な河を渡って まだまだ賑やかな淡水へ戻ります
その後はスタバで 台湾と日本の文化の違いをおもしろおかしく論議
まだ説明しきれないし 説明してもし足りないような気もする話題だけど
こうやってお互いが関心を持ち 近づいていくことで 
それまでの誤解が解けたり 見えてくることもあったりするんだろうな
・・・と みんなの顔を思ってそう思ったのでした
こうやってここで 時間を共有できたことに きっと何か意味があるんだろう  
この人たちと いつか分かれる日が来るのは辛いなって
心地よい疲れの中 そう思ったのでした


 

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森林浴と海水浴①【拉拉山の桃と巨木群】 [台灣趴趴走(北台湾)]

去年も行った拉拉山の桃狩り
今年は台風や豪雨に当たって 行く機会を逃してましたが
これが最後の機会と ようやっと行くことができました

IMGP5514.JPG 入れ墨をした原住民女性の絵


朝6時に台北を出発
高速道路を一路 桃園方面へ向かいます
朝も早いので車も少なく 1時間程度で高速を下り 拉拉山へ入る山道へ
知った道だと近く感じるもので くねくね山道も今回は無事耐えられました

IMGP5512.JPG すぐ横下の崖に桃園

9時前には桃農家のテントへ着き さっそく傷ものの桃をパクリ
売り物にはできない熟して割れたもので いちばん甘くておいしいもの
今年は日本の桃の品種 白鳳桃が食べられました~~~
食べてるそばから甘い香りと じゅるじゅる垂れる桃の汁・・・

IMGP5548.JPG う~ん おいしい!


桃で満腹になった後は 今年は拉拉山の山歩きもしてきました

IMGP5516.JPG 熊がいる・・・かも、だそうです

IMGP5515.JPG 一度食べてみたいと思う


保護区は散歩道が整備されてて 山だから高低の差はあれ歩きやすく
22本の巨木群の周りを 約1~2時間で回れるようになってました

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保護区内の駐車場が小さくてなかなか入れず 私たちは運転手を一人残して
先に歩いて行ったのですが 入口まで約45分もかかって 結構疲れました
でも太陽も隠れてくれたし 空気はいいし涼しいし とっても気持ち良かった

IMGP5517.JPG くっついて離れず


散歩道の途中には 所々に湧水があり もう見るからに清涼感でいっぱい
実際お水も冷たく 顔や手を洗ったり タオルを濡らしたり

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がまんできずに飲んでみたけど これが甘くておいしいのなんの 

IMGP5534.JPG 露で緑が鮮やかに

そんなこんなで2時間の山歩きも 全然苦にならずに楽しめました
( でも翌日は体全体がボワ~ンと痛くて 一日中ぼんやり 単なる言い訳? )


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中国語で 「 山嵐 」 とは 辞書では 「 山の上の雲霧 」 とか 神秘的できれい
霧とは違うの?と聞くと それは全体にかかるもので違うらしい


散歩の後は桃農園にまた戻り のどの渇きを桃で癒しました
いやー 全く贅沢だったわん・・・
( いったいどんだけ桃を食べ 桃の汁をじゅるじゅると垂らしたことでしょう・・・ )
たらふく食べた後は 頼まれ分や配り用や自分用にと やっと購入です

IMGP5551.JPG まだまだ・・・

車の後ろに積めるだけ積んで それでも足りずに後部座席にも積み上げ 
お昼過ぎには 桃農園を後にしました  
そして宜蘭に向かうべく 台湾を横断する北横公路を東へ東へ・・・
そんな横断の旅の目的は・・・ 続きはまた今度




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漁人碼頭で風に吹かれた [台灣趴趴走(北台湾)]

2008年も下半期に入ってしまいましたね
いきなり絶不調でした
暑くて もやもやして 胸がむかむかして 吐き出したいものの 
こりゃさすがにいかんばいって がまんしてるような状態で 
本格的な夏に突入後 早くも身も心も夏バテだったです
 

◎ 面倒で嫌なことに巻き込まれた
◎ 暑い
◎ んなもんで むしゃくしゃする
◎ とにかく暑い
◎ 眠れない つか 眠りの質がよくない
◎ 疲れる


まるっとおさらいしてみますと こんな感じです
でもね 抜歯直後は穴がぽっかりしてた歯茎も 肉が再生してまして
そんな風に 人間ってのは身体も心も復活するんですねえー


これ以上うだうだしとったら 体がクサるばいと思い
まあ目的があったとですけど 淡水の漁人碼頭へ行って来ました
それでもやっぱり 真昼間に外に出るのは億劫で ( だって暑い・・・ )
ちょっとは陽射しが和らいだかなって 時間を見計らって出かけました


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日が沈む前の 夕陽と雲が微妙に重なり合うほんの一瞬があって
一瞬だけに ほんにきれいやのう・・・って浸れる


うちからは 
バスに乗って MRTに乗って 台北まで行って
台北で乗りかえて 淡水まで行って 30分くらいかかって
またそこからバスに乗って 15分くらいかな
だから 穏やかな風に誘われてちょっとそこまで・・・ 
っていう気軽さじゃなく 
「 おしっ 行くばいっ!!」 と ピシピシほっぺを叩くくらいの気合を入れて
けっこう わざわざ がんばってあそこまで行ったとです


そこまでがんばって行く必要があるのか・・・・?!
と 道中ひとり自問自答しながら ちょっとした小旅行でした
6時ごろ着いたんだけど
太陽は水平線に大きく近づいてて 光も熱もオレンジ色に和らいで
海風に はたはたと髪やスカートがなびいて 気持ちよかったです


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日曜だし イベントがあったし 人は多いのだけど
みんなのんびり散歩したり 夕陽を眺めたり 海を眺めたり
めっちゃ遠いのが難点やけど あの時間帯はええところやなあ


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太陽が沈み 周りが真っ暗になると ライトアップがされます


日が沈んで真っ暗になっても 夕涼みにやってくる人も多く
台湾にいる間に またここを散歩できたらいいなあって
しみじみと思った・・・ 遠いっちゃけどねえ・・・
遠いけど そういうところへ出かけて 気分転換しようって思えるような
そんな気持ちが必要なのかなあって 思ったりしました



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ばななさんとの逢瀬【Mr.J 義法厨房&深坑の豆腐】 [台灣趴趴走(北台湾)]

台北に戻ってきて 5月からお仕事再開なのですが
心配してた休みボケもなく とりあえず普段どおりで一安心
しかし体は正直なのかどうか 数日動いただけで 
お尻から上にかけて 背筋全体が ヒジョーに痛いっ!
普段の仕事で こんなところ使ってたのかなあ・・・


週末は 台北友達のばななさん と 久しぶりの!?再会
( どうやって知り合ったの?と聞かれると いつもお互い顔を見合わせてますね!)
周杰倫も共同出資してて 時々お店に現れることもあるという Mr.J 義法厨房

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次々お客さんが来て なかなかの商売繁盛 ドアの前のお客さんはおそらく香港から

店名にはイタリアン&フレンチとあるけれど ランチセットもとっても安くて 
単品でも89元 ( 300円程度 ) プラスすれば サラダ・スープ・ドリンク・デザート付

IMGP5226.JPG サラダのボリュームが半端じゃない!

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『 チキンとアスパラのリゾット 』 と 『 明太クリームパスタ 』 これまた私好みのボリューム!

思ってたより ジェイさん色はなく 普通においしいレストランで
値段も手ごろなので また行ってもいいなあー!って感じでした

IMGP5229.JPG 階段上ると突然周さん現れるんですけどね・・・


日曜は またまたばななさんとそのお友達と 豆腐で有名な深坑へ
豆腐も有名なんですけど 台湾ですから !? 当然臭豆腐も有名なわけです

IMGP5262.JPG 豆腐豆腐豆腐・・・

IMGP5258.JPG 豆腐アイスや豆腐ケーキなんてのも

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小さくて細い路地に臭豆腐のレストランが ひしめき合うように軒を並べ
通りの入り口にある 目印のガジュマルの木の辺りから 
すでに芳しい臭豆腐の香りでいっぱい・・・・
お友達の台湾人も ここには普通日本人は案内しないと言うところです
ご主人はその香りを嗅ぐだけでも倒れそうだと 今回はいらっしゃらなかったのですが
ばななさんはこの日 祝[黒ハート]臭豆腐デビュー!

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深坑名物 烤臭豆腐(焼き臭豆腐) 味噌だれみたいのを塗りながら焼く
ふわふわアツアツの豆腐の上に お好みでキムチや甘酢漬けキャベツなど・・・おいしー!


日ごろの様子からして 大丈夫だろうなあーと思ってたんですけど・・・
やっぱり大丈夫でしたっ!
それどころか 『 おいしい!』 って・・・ さすが私のお友達 素敵!
豆腐三昧で しばらく豆腐はもういい・・・ってくらい お腹いっぱいになりましたよん

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紅燒豆腐(豆腐の醤油煮込み ほんのり焼き色) 炸臭豆腐(揚臭豆腐 キャベツと一緒に)

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麻辣臭豆腐(ブリンブリンの鴨血が好き) 筍の煮物

小さい路地だけど おしゃべりしながら試食したり 買い食い?したり
( え?食べてばっかり? )
ちょっとサプライズもあったりして すっごく充実した日曜日どしたー 

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蒸気機関車に乗ったのでした~十分の滝 [台灣趴趴走(北台湾)]

昨年末のことなんですが 蒸気機関車に乗ったんです
台湾交通部観光局の台湾旅行キャンペーンの一環で 日本人観光客向けに 
CK124型蒸気機関車で特別列車を運行しまっせー! 
ってのがあったんです
当日は午前と午後 各1回ずつ運行があったようです
瑞芳から平渓線の十分駅まで 約40分ほどの運行でした

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ようこそ、日本の鉄道ファン!なんて垂れ幕がありましたです


この平渓線というのは 台北から日帰りできる のどかなローカル線なんだけど
鉄道とレトロ情緒ってのが このキャンペーンの売りのよう

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この機関車というのも 日本統治時代に活躍してたものだそうで
約30年前に引退して ほとんど解体されてしまったのだそうだけれど
残った一両が2001年に復活 今でもイベントなどでこうやって運行するんだって

IMGP3747.JPG CK124型フォルモサ号です
IMGP3748.JPG 見事に磨き上げられてます


汽笛を鳴らしながら 白煙をあげて駅に入ってくる姿を見ると 
鉄道ファンじゃなくたって おおー・・・って胸が高鳴ってしまうことでしょう

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中に入っちゃうと 普通の いつものローカル線なんだけど
この日は日本語が話せるおじいさんボランティアがいて 説明してたり 
蒸し蒸しする車内の中 上下制服を来た車掌さんが スタンプ押してくれたり
便当 (こちらではこれが『弁当』 ) 売りのおじさんが現れたり ( でも売ってない )
なにかとサービスがあったのでした

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暑いよ 冷房入ってないの~?って言いながら 『謝謝!』と汗だくでがんばるお兄さん


十分駅に着くと みんな線路に下りて写真をバチバチ撮りました 激写です

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この石炭って ほんとに熱いんですね
釜に入れると すごい勢いでボワーッて白煙が上がって 周りが見えなくなるたった
40分の走行でも 吐き出した白煙から出る炭の量はすごくって
汽車に降り積もっておりましたよ
それを黙々と拭きとる職員に  『 仕事しとるなあ! 』 と感じ入りました

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私は炭のかけら?が 目に入ってなかなか取れず ぼろぼろ泣きましたいやー 
運転手?火入れする人? とにかく大変です 職人です



帰りの電車まで時間があったので
台湾のナイアガラって言われる 十分瀑布まで歩いてみました
線路沿いを歩くしか 道ないんですよ スリルがありますね
雨も降ってて あんまりでしたけど 水量は多く なかなかの迫力でした

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ほんとのナイアガラの滝って 行ったことあるんですけど
ま 台湾のナイアガラって言ってもええんちゃう? って感じでした
正直 もう10年くらい前なので 覚えてないんです


反対に台北寄りの大華駅から 十分瀑布へ向かう時には 
やっぱり線路沿いに トンネルをくぐっていかんといかんのですけど
このトンネルは 『千と千尋の神隠し』で 
最初に親子三人が入っていく あのトンネルのモチーフなのだ と聞いたことがあります 
・・・・ほんとかな?


4月から3ヶ月は毎月1回 蒸気機関車の特別運行があるそうなので
蒸気機関車に乗って 平渓ローカル線の旅を楽しむのもいいかもしれません  ね
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平渓線・菁桐駅~皇宮茶坊【周杰倫/楓】 [台灣趴趴走(北台湾)]

こんな小さな島国でも 鉄道がなかなか発達した台湾

東部、西部幹線以外にも 集集線 内灣線 阿里山線などなど 小さな路線も多い

日本が台湾を植民地としてた時代に 材木や石炭などを積み出すために作った鉄道

それらの産業はもう終わってしまい 寂れ 過疎化した町も 

台湾のレジャーブームもあり 今でも廃止されずに 残っている小さな小さな鉄道 

 

台北から日帰りで楽しめる 平渓線もそんなローカル線の一つ

起点はほとんどが瑞芳で 侯硐から菁桐駅まで 15km約40分ののんびり旅

 石炭の積み出し施設がカフェに

 

天燈で有名な平渓 台湾のナイアガラと言われる滝のある十分 日本の神社の遺跡のある侯硐

途中下車して レトロな(レトロすぎる?)町並みを 台北の騒々しさからふと離れて楽しむ

行くなら平日だ

土日は人が多すぎて そんなのんびりした情緒を ゆっくりと味わう暇はない

 

時刻表を見ながら 次はどこで降りようかな

特に当てもなく 歩きたいほうに歩いていって きれいだなって思う景色を心ゆくまで見つめて

喉が渇いたなって思ったら 感じのいいカフェに入って おいしそうな小吃は忘れずつまむ

そうやって自由気ままに動けることが とてもうれしくて贅沢で幸せだなと思う

 

菁桐駅 

 平渓線の終着駅 

木造の駅舎が残ってるけど 雨の多い土地だけあって 屋根はきれいに苔むしている

 

鉄道好きにはお宝のような物も残ってるらしいけど 私にはよく分からない

駅を出ると(というかホームから 直接外に出れるんだけど) 静かな石畳の小さな町並み

 結婚写真の撮影も多かったな

 

普通の生活と 観光客向けの店と混じったような 小さな小さな町

かつて日本時代に 炭鉱職員の宿舎として利用された 日本家屋がいくつか残ってて

今は民宿やカフェとして利用され 休日には引きもきらない人気だったりするようだ

 

てくてくと気の赴くままに歩いていると 苔むした石階段の先に 日本家屋があった 

 苔がなんとも言いがたい雰囲気

 

左は住む人もなく崩れかけた家 右は手入れの行き届いたカフェ どうやら営業中のよう

たくさんの歌手たちがここでPVの撮影をしているらしく お客も多いらしい

とはいえ平日の午後は 営業してるんだか分からないくらいの静けさ 客も1組だけだ

縁側らしき板の間に通され 窓の木枠に張られた緑の網を見て 田舎の夏を思い出した

 

ああ 日本で撮影したのかなって思ってた周杰倫のPVは 実はここで撮影してたんだ

室内は撮影禁止だったので ここならぎりぎりOKかなと 自分の席を撮った1枚は

周杰倫が物憂げに庭を眺めてた席だわー・・・ 偶然だけど一緒の場所に座ってたのねー・・・

とミーハーな気分も盛り上がりつつ フルーツティーで 体の芯からあったまりました

 

すごくベタな設定 こんなの自分で監督しちゃう周杰倫は ある意味ステキなヤツかもしれない

【周杰倫/楓】 歌はいいですよ 好きです 映像もきれいだと思う

 

一日周遊券もあるので 学生達や保育園の子供達が 連れ立って遊びに来たり 

もちろん生活の足として 普通の人たちにも使われているようだった

寂れた町で なにもない町だけれど  

台湾の北部らしい しとしと降る霧雨に 濡れるこの町を歩くのは いちばんかもしれない

九份ほど観光地化されてもなく 寂しさと雨の似合う小さな町並み

日本の古い田舎を思い起こさせるような ちょっとノスタルジックな菁桐でした


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士林官邸の菊展 [台灣趴趴走(北台湾)]

これからの台北は 約半年にわたって いろいろなお花が楽しめる季節です

まず手始めは 11月下旬から士林官邸で開催された菊花展

 逆光でした

時間がなくて行けないと思っててんけど 最終日の日曜の朝は時間が空いたので

思い切って早起きして がんばって行ってきました

その週末は気温も暖かく 太陽も顔を出して汗ばむような陽気でした

太陽の光があると 写真もきれいに撮れるので 嬉しいなあと思ってたんですけど

私 前日にデジカメ充電させるの忘れてて 半分くらいで電池切れの憂き目に・・・

きっと台湾のことだから 翌月曜もこのまま菊は飾ってあるだろう!と踏んで

出直して写真を取り直そうって あきらめて見るだけにしたんですけど

翌日は曇り空だったんで 結局行きませんでした^^; 撮りたい時に撮らないとね・・・

 

 

日本で菊展というと 菊人形を思い浮かべる私ですが(あれって少し怖いです)

こちらではそんな飾り方はもちろんなく 大きな鉢に見事に花開いていましたよ

ここはたぶん常設で 蘭の温室なんかもあるんです 台湾では蘭が安いんですよ

 こういう大振りのは好きじゃないな 

 

菊ってそんなに香りが強いイメージはなかったのですが 

園内に飾られた菊の花には 蜜蜂が飛んできていて 

ふわんと甘く上品な菊の香りが漂って なんだか見直して?しまいました

 小ぶりのぽんぽん菊

 可憐な姿の菊 Simple is best!

という感じの菊の花が 好きでしたねえ 

 

電池切れにより 午前中で見学を自主的に終了したわけですけど

お昼が近づくにつれ 人も多くなり 太陽が強くなってきて 

柔らかい日差しの朝方のほうが 写真の写りも花の香りもいいような気がしました

それにしてもこの士林官邸

蒋介石と宋美齢の元別荘で 現総統の陳水が台北市長の時に開放された地

それまでは 一般市民の立ち入ることのできない場所だったのですが

今や休日ともなると憩いの場として たくさんの人が集まりのんびりしてる様子を見ると

元別荘ってのがここだけではないんだから すごいことしてたよなーって思います

 ミツバチ付

広大な土地に 今でもやっぱり立ち入り禁止の地区ってあるんですよ

 

 

ここのバラ園もきれいだそうです

  

確か2月にバラ展があるのかな? 待ちきれないバラの花が 幾つか綻んでました

去年はバラ展が終わって行ったので 今年はきれいな時に行かないと

電池は充電して 2個持って!


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鶯歌で勝手に想い出に浸ってみる [台灣趴趴走(北台湾)]

新竹へ干し柿を見に行って 客家料理をたらふく食べた後は 鶯歌へ向かいました

陶瓷 ( 陶磁器 ) 老街と描かれた?郵便受け この街の郵便受けはこんな陶磁器製

 

 気分は大物陶磁器作家??

ろくろ体験もできます この子は形を作っては壊し・・・を繰り返してた 面白いんでしょうね

 

去年もちょうど今頃行ったのでした

コスモス満開でした 大渓のなんか蒋介石に関する記念館だっけ? 忘れちゃった・・・

 

あの時は3人で行きました ひとりの台湾人とふたりの日本人

もともと 台湾人に桃園へ行こうって言われたんですよね 

そう言われたらなんか目算と言うか 予定があって行くんだ 連れてってくれるんだって思うよね

でもあんまり深く考えてなかったみたいで 大渓へ豆腐食品を買いに行った後は

なんとなく困って じゃ近いし 鶯歌へ行ってみるか ってついでに寄った感じありありだった

 

あの時はご飯食べて 大通り歩いて ま、こんなもんか ってすぐに帰ったけど

今回は きちんと他の道も歩いてみて 安売り特価商品の並ぶ通りだけではなく

アートっぽい店や 美術館みたいな店や 色んな店が見れて楽しかった 

暗くなり始めると さっきまで大賑わいだった道も あっという間に寂しくなってしまう

 

 

探してみるもんだ 歩いてみるもんだ

それで一緒に歩いた道を ひとりで勝手に思い出しながら もう一度歩いてみたんです

私だけがずっと覚えてて 思い出して

他の人は何も覚えてないような気がするから 思い出したりすることないと思うから

私だけはしっかり覚えててあげよう って思いました

 

こんなもの見つけて 心和んだりして ( れいりんに捧げます )

 なんかめでたい

 


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干し柿求めて新埔~北埔~鶯歌之旅① [台灣趴趴走(北台湾)]

澄んだ青空の下 広げられたオレンジ色の柿

色のコントラストがとてもきれいで 同じく台北在住の さんすけさんのブログ を見て

行ってみたいなあと思ってたところ 友達が車を出してくれることになり 曇り空の台北を出発

ここのところ台北は雨が続き 重い灰色の空で お天気がちょっと心配だったのだけど

高速に入り台北を出ると 太陽が顔を出して だんだん青空が広がってくるのだから不思議

芒がいたるところにあって 白い穂を揺らして陽光にきらきら輝くのが とてもきれいでした

 

最初の目的地は さんすけさんが紹介されてた新竹縣新埔の味衛佳柿餅加工廠

事前に聞いてた道しるべどおり進むも 車も人もなく 誰もお客さん行かないのかねえ・・・

なんてのんびり話してたら 10時半にはすでに狭い山道に観光バスが何台も乗り付けてた

自家用車用の駐車場もたくさんで もう止めるスペースが見つからないほど

 

干し柿は 『 柿餅 』 といって この柿餅を天日に干す様子を見に行ったのですが

その手前の三合院の前の庭に すでに干し柿が広げられ 大撮影大会となってました

 注文やら不満をめちゃ言う怖い集団

こうやって台湾の写真グループが来て 先生の指導を受けながら 激写するようです

柿餅と同じ色をしたほっぺのおばさん ポーズをとる姿が板についてます

 

裏手には山が広がり 柿はもちろん オレンジやら 地瓜葉 ( サツマイモの葉 ) やら

いろんな農作物を植えて・・・ というより自然に生えてるの?というくらい 雑然かつ豊富な畑が

散歩したり 落ちたばかりの柿を勝手に食べたりしてたら 撮影集団も去り 静かになったようです

 落ちたて?の柿を・・・

 

皮むきはさすがに機械でした へたの周辺はナイフで切り取る手工業

皮を剥いたばかりの みずみずしい柿

竹を組んだ上に ステンレスのざるを敷き 天日干し 干し始めたものは色が薄づく

もっと乾燥が進むと オレンジが濃くなって 外はシワシワだけど中はプルプルしてそう

乾燥をさせた後は薪を焚いて 炭焼き乾燥です ここで一気に旨み凝縮 

 この上に炭焼き乾燥室が

最後は冷風保存室で冷ましながら 出来上がりを待ちます

新竹は風城(風の強い街)と言いますが そのせいなのかこの日も風が強く

 柿干しにはもってこい?

 脚立に上って 柿整理。

 

柿餅アイスなんてのもありまして 一本20元(70円位)だったので早速購入

ミルクアイスの中に 干し柿が入っていました・・・ まんまでした

 干し柿の番犬

 

 

 


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バスハイクに参加する。食べて歌って食べて寝て【社區旅遊:火炎山之旅】 [台灣趴趴走(北台湾)]

先日 友人の住む地区のバスハイクに 参加させていただきました
地区のバスハイクといっても その人の親戚は ほとんどそこに住んでるので
親戚関係が半分 純粋にその地区のご近所さんが半分 総勢48名のバスハイク

 

『 これも一つの台湾文化だから!!』
『 うちの旅行?就吃吃喝喝啊 ( とにかく食べ、飲む)!』
冗談半分にそう言われて 参加してみて あながち冗談でもなかった
今回のバスハイクは 『 どこに行ったか?何を見たか? 』 よりも 
みんないっしょに移動しながら しゃべったり 飲んだり ( 酒含む) 歌ったり 
ご飯食べたり 買い物したり ( 迫力!)と 日々の娯楽ごと移動してるような感じ
バスハイクは何度か参加したけど 今回が一番濃くて 一番 ” タイワン ” ぽく
非常に濃密でこってりとして なかなかに楽しく また疲れた旅行でもありました

 

で あまり重要でないような今回の行程 

6時半出発 → 桃園県角板山行館見学 ( 乾物が有名 )→ 大渓の豆干店でショッピング
→大渓見学 ( 老街、豆干が有名 )→ 昼食:苗栗で客家料理 ( この辺一帯は客家の町)
→三義へ→ 火炎山温泉遊楽区で3時間自由行動 ( 温泉、曲芸などのイベントあり )
→夕食→帰路へ

 

私と友人は 朝6時20分にバスに乗り込みました 
むむ? なんか非常にビミョーに席が足りない?? 
それでも次から次へと乗ってくるし 6時半になっても まだ喧々諤々 台湾語の応酬
私はさっぱり台湾語は分からんのですが なにやら文句を言ってるらしいのは分かる
聞いてみると やっぱり席が足りないんだって
45人乗りのバスなのに 48人参加しちゃったらしいです 
事前に保険も申し込んだし 大体参加するにあたって 申し込みがあったはずなのに
・・・なんでこーなるの? 頭の中では欽ちゃんが走り回ってました

 

結局3人が立ったまま バスは45分に発車しました 
15分の遅れ この遅れはタイワン時間では早いほうではないでしょうか
バスが動き出したと思ったら もうカラオケ大会の始まりです

 演歌は続くよ どこまでも

台湾語の歌はもちろん 日本語の演歌もどんどん入るし みんな結構うまい!
家にカラオケセット完備 しょっちゅう練習してるってオジィオバァも 多いのです

 

目的地に着くと 下車して自由行動ですが 景色を楽しむよりは買い物メイン
車中では買い物自慢や おつまみが前後を飛び交い 合間に歌を歌う感じ
私ももちろん歌わされました 
何曲か演歌が歌えると こういうとき非常に便利ですね

 

楽しかったのは大渓の老街散歩かな 去年行ったんだよね

大渓の町の真ん中に 伝統市場があって 洋服から食べ物まで何でもござれ
私はこういう青空の下の(屋内のは・・・)伝統市場を ぶらぶらするのが大好き

 

大渓の老街 
老街とは台湾各地どこでもある 日本統治時代のレトロな建築形式が残った地域
大渓は比較的最近 観光地として再開発された感があり 街並みとしては新しくきれい

老街の回廊 右の黄色いのは全国チェーンの電器屋さんです

 

↑ こんな街並みが 今は観光用に整備されてて ↓ こんな漢方屋も味がある

 

 大渓の名物は豆腐製品 

醤油などで豆腐類や昆布を煮込み 小さく切って 唐辛子や香菜と食べます
『 素 』 というのは精進料理 素肌 素肚( 精進用の肉の部位 )等等 おもしろい名前

 

火炎山遊楽区は よくぞこんなしょぼい施設が生き残ってんな!ってとこでしたが
個人では絶対に行かないと思えば これもまた貴重な経験といえましょう
と 翌日同僚に言ったら  『 えー?あれまだ残ってんの!?』 だって はは

 

三義 火炎山
火炎山というと 岡山の月世界のように 植物の育たない泥岩や砂の地形で
大雨が降ると地滑りが起こりやすく どんどん削れていってしまい 台湾各地に見られます

夕陽で照らされると 山が炎に包まれたように見えるため 火炎山と呼ばれるそうです

 

夜8時過ぎ 友達の家に着いて 夜市に行ってから帰れば?って言われたけど
疲れて ちょっと横に・・・ がそのまま寝てしまい 起きたら朝でした
があぁ!! 台湾の人って みんな元気だぁーーーーーーー!!

 


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